100人コーチング (3人目) 20代女性・アパレル関係
100人コーチング3人目は、
アパレルメーカーの本社で働いている20代の女性です。
この方は、大学を卒業してすぐ、
第一志望だった組織に入ったものの、
配属された先が、
「まったく外に出ることが出来ない」&「職場の人が保守的(お役所的)」ということから、
違う業界であるアパレルの会社に2年ほど前に転職したのですが、
その時も、第一志望の会社にすんなりと入った、非常に優秀な方。
今の職場も、外(特に海外)に出ることは無いようですが、
職場の人が尊敬できる人ばかりで、雰囲気も合っているとのことで、
日々充実しているという事でした。
ただ、もともとカトリック系の学校で育ち、
「社会に貢献しなさい」と言われ続けられていることから、
「今の仕事では、社会に貢献出来ていない」というモヤモヤを抱えているとの事。
色々なことを質問させて頂く中で気付いたのは、
・質問したことに、すぐさま答えられる&説明が上手
・話している中で、「自分の思い込み」に気づく事が出来る
ということで、
日々、「内観」しているのが伝わってきました。
ただ、その分、自分に制約をたくさん設けており、
・まったく違う仕事をしたいけど、もうこれ以上のキャリアチェンジは難しい
・自分でしたいことがあるけど、***が無いから無理
という「思い込み」を持っていたので、
ひとつずつ、
その「思い込み」が「ただの思い込み」であることに気付いていって頂きました。
その結果、
「色々な所に行き、色々な人と出会い、色々なことを知りたい」
という協力者さんの根本的な欲求に気づいて頂くことが出来、
『いつも自分で考えているだけでは気づけない事に沢山気づけました。有難うございました』
と言って頂くことが出来ました。
自分ひとりで考えているだけでは、堂々巡りになってしまいますし、
かといって、友達に話をしても、
人によっては、「そんなの無理だよ~」と言われるだけなので、
あなたの為に「聞く・話す・質問する」=コーチングって、すごく大事だなと改めて思いました。
最後に、今日の協力者さんと御話をして改めて気づいたのは、
20代後半とか30代前半で、既に人生を諦めている人が多いという事。
それはどういう事かというと、多くのひとが、
「現在の延長線上でしか未来を描けない or 描いてはいけないと思っている」
という事です。
これは、起業するときも同じで、よく言われるのは、
「やりたいことで起業しても食べていくことは出来ないので、出来ることで起業する」ということですが、本当にそうでしょうか?
確かに、「今」出来ないことに対して、お金を払ってくれる人はいないと思います。
しかし、やりたいと思い、数年間、色々な準備をすれば、次第に、「やりたいこと=やれること」になっていくのではないでしょうか?
さすがに、今からプロ野球選手やサッカー選手にはなれませんが(笑)、
そういう類のものでなければ、
20代~30代は、まだまだ何者にでもなれるはずです!!
今からでも、まだ間に合います!
あなたが「本当に」なりたいもの・やりたいことは何でしょうか?
100人コーチング (2人目) 30代女性・日本語教師
100人コーチング2人目は、市役所や金融系ベンチャーを経て、2年前から日本語教師として活動されている女性です。
この協力者さんのモヤモヤは、
「仕事が非常にハードな上に、最近、ストレスと過労で病院通いをしている。医者からは働き方を変えるように言われており、会社からも正社員では無くて常勤にしても良いと言われているが、正社員or常勤、どちらも明るい未来が描けない」
という事でした。
まだまだ経験が浅い私ですが、今回のように、「AかBか迷っているけど・・」という人に対しては、AでもBでも無い選択肢を一緒に考えていくということが正しいのかなと思っています。
1人で考えていると狭まってしまう視野を広くするのが、コーチが出来る貢献の一つだからです。
とにもかくにも、協力者さんの状況を理解し、何が困っているのかについて同じ目線で捉えないことには始まらないので、過去・現在について、丁寧に話を聞いていきました。
協力者さんのお話を聞き、改めて思った事は、
・人様に教える仕事を選ぶ人には、1対多数が好きな人と、1対1が好きな人がいるという事。
そして、1対1が好きで、その対象(ターゲット)も決まっているのであれば、それは強みになるので、1対1の仕事に特化出来るようにしていく方が良いという事。
・日本語教師の仕事は、大きく分けて「教案作成」「日本語を教える」という2つの工程に分かれている。協力者さんは、まだ経験が浅い事もあり、教案作成は弱みだと思っているが、1対1で教える事は得意。
ただ、こういった場合、逆に「教案作成が得意で、教える事が苦手」という人もいるので、そういった人と組んでいけば、お互いに得意な事に専念できるという事。
の2点でした。
その為、
「もしも、教案は誰か得意な人に作って貰い、1対1で教えたい人に教えれるとしたら、どうですか?」
という質問を投げかけました。
「それはぜひやりたいです!!」という回答が来ると予想したのですが、実際には、「それならだいぶマシだと思いますが・・・」という、あまり乗り気では無い回答が。
そこで、前回の反省を活かし、未来に関する質問をした所、
「ハーブガーデンを創りたい!!」
という突飛な回答が来ました。
これには少し驚いたものの、
それから協力者さんの夢についての話を聞いていった所、
顔がみるみる明るくなってきて、それまで出なかったワードが沢山出てきました。
結局、今回も4時間掛かってしまいましたが、
今回のコーチングを行わせて頂き、
・過去と現在を丁寧に掘り下げていくことは大切だけど、未来と繋がっているとは限らない
・未来の話をするとき、人はワクワクする
という非常に大事なことを学ぶことが出来ました。
正直言って、「何の制約も無かったら、何をしたい?」というような、
コーチングの常套句を使う事に抵抗感を持っていました。
そして、この質問を、最初から投げかけたら、それは上手くいかないと思います。
ただし、相手の方の話を真剣に聞き、理解し、
そして、ラポール(架け橋)を築けた後であれば、
常套句だということを相手がたとえ知っていたとしても、
非常に有効な質問になるという事が分かりました。
とにもかくにも、前回の反省を活かして、
未来についての質問が出来たと共に、具体的なイメージを持ってもらい、
未来に向けた勇気づけが出来た事は良かったですし、
協力者さんからも、
「ひとりでは気づけないことに沢山気づくことが出来ました」と言って頂くことが出来ました。
相変わらず4時間掛かりますが(笑)、
今のところは、目の前の協力者さんに全力を注ぎ続けることを愚直に行っていきます!
なお、、協力者さんの生活を深掘りすると、
Body(身体)・Mind(頭)・Spirit(心・魂)の内、
Mind (頭)ばかりが使われていて、バランスが悪いことも分かったので、
都会で生きている人の多くは、同じようにMindばかり使っている人が多い為、
汗をかく運動などもしながらBodyを使い、
そして、森林浴・音楽鑑賞・感動する映画を見るなどしてSpiritも使っていき、
心身共に健康に生きていきましょう!
女性起業家イベント開催 (Feliz柿本さんを招いての座談会)
2年前から関わりのある、Felizの柿本可奈子さんをお招きし、女性起業家を目指す人たちとの座談会を開催しました。
(Felizについてはこちら→ http://feliz-acce.com/)
女子会っぽく、新宿のカフェで開催した事もあり、
2時間という短い時間のイベントとなりましたが、
座談会形式だった事もあり、以下の3点を中心に、活発な質疑応答が行われました。
①柿本さんが、専業主婦10年を経て、メールに資料添付も出来ない状態で起業したこと。
→専門職系で働いており、パソコンに少し不慣れな参加者が多かったものの、これには驚き。
それでも、想いの強さで多くの人を巻き込み、これまで5年間ビジネスを続けてきた柿本さんの話だからこそ、心に響く話が沢山あったと思います。
華やかなキャリアを持った人の話だと、どうしても「自分とは違うから。この人だから出来た」と思ってしまうので、柿本さんの話を聞いて勇気が出たというコメントが多かったです。
②途上国でアクセサリーづくりを行おうと思ったものの、起業した時、小学校のお子さんがいて現地に長期間滞在出来ない&英語を話すことが出来ないという大きな制約があった中でも諦めず、「現地で活動しているNPOと連携して行う」というモデルを創り出したこと。
→途上国でモノづくりを行う場合、「現地で自分の工房を持って、定期的&長期間滞在することが出来る」「英語or現地語を話せる&途上国経験がある」という事が前提とされている為、柿本さんのケースは、多くの人が「あなたじゃ無理だよ」と言ったと思います。
それでも、夢を諦めず、「それでも何とかする方法は無いか?」と考え続けて、独自のモデルを築いていったエピソードは、同じように、周りの人から夢を挫かれることを言われることもある参加者の人に、大きな勇気を与えてくれました。
そして、起業をするとき、大きな夢(ありたい姿)を描くことは大切ですが、それが現状とかけ離れすぎていると、初めの1歩を踏み出すことも出来ません。
大きな夢を描きつつ、その夢に向かって今出来ることは何なのかを考え、すぐさま行動してみることが重要だと学びました。
③無理に起業しようとしない。起業するのは、何かしらの理由で、既存の組織では働けなくなった時だけの方が良い。
→起業家になろうとする人に、この言葉を言う人は少ないと思いますが、これは非常に重要なことで、逆に、誰しもに「起業した方がいいよ」と無責任なことをいうのは、一番やってはいけないことだと思います。
起業して、運良くすぐに食べれるようになったとしても、常に「来月には食べれなくなるかもしれない」という不安との戦いがありますし、体調を崩したら収入はゼロになってしまいます(不労所得タイプで無い限り)。
それに対して、既存の組織であれば、基本的には、毎月の給料は安定して支払われ、体調を崩しても、すぐには給料から引かれる事は無く、さらに休日も多いです。
その為、どうしても組織に馴染めない人や、組織では出来ないことをやりたい人で無い限りは、会社を辞めず、余暇を使ってやっていく方が安全ですし、ワークライフバランスも良い状態を保つことが出来ます。
ただ、柿本さんのように、「誰に反対されても、ワークライフバランスが悪くても、それでもやりたい!」という想いがあるのであれば、起業に踏み出した方が幸せかもしれません。
それ以外にも、「ご家族の理解や協力」の話などが出来ましたが、
さすが女性、それまでに無いくらい食いついて皆さん聞いており、
男性との違いを感じました(^^)
なお、このイベントを通じて思った事は、「勇気づけ」の大切さです。
夢や志を持って起業しようとする時、
「そんなの無理じゃない?」と心配を煽ったり、
「そんなんじゃダメ。もっとこうした方がいいよ」と余計なアドバイスをする人が周りに沢山います。
特に男性は、アドバイスすることが「快」に繋がっていて、
さらには、大きな成果を出すことが好きなので、
スモールステップを踏もうとしている人に対して、
「そんな小さなことやっても意味が無い」と言う人が多いように思います。
そんな中で、「あなたなら出来る」と勇気付けし、
「あなたらしいやり方で、小さなことから始めていきましょう」という言葉が、
どれほど大事か。
また、先日、ビジネスコンサルトを雇っている人から、
「コンサルタントは、私が失敗しないようにアドバイスをくれますが、息が詰まってしまいます」という話を聞きました。
確かに致命的な失敗をしないように導くのは大事ですが、
小さな失敗から学んで成長するのが人間なので、
過度にアドバイスをして、その小さな失敗=成長の芽を摘むのは非常に勿体ないです。
コーチングの役割としては、「勇気づけ」もありますし、
また、コンサルティングとは違い、
致命的な失敗で無い限りは、本人の意思を大事にして行動を即すことですので、
夢や目標を持った人の勇気づけを行いながら、
一緒になって、その夢や目標に向かって歩んでいく伴走者になっていきます!
100人コーチング (1人目) 20代前半の男性・フリーランス
8月20日に、記念すべき1人目のコーチングをさせて頂きました。
協力者さん(コーチングさせて頂いた方)は、社会人2年目で既にフリーランスとして活動している男性です。
そして、この協力者さんがモヤモヤしている事としては、「思う所あって、新卒で入った会社を1年で退社。そこに後悔は無いものの、同期に会って、組織内で鍛えられているという話を聞くと、このままフリーランスをやっていて良いのかという不安がある」という事でした。
私も近い経験をし、同じようなことを考えた事があるので、アドバイスする事は簡単ですが、コーチングの練習も兼ねている為、まずは過去・現在について一緒に深掘りをさせて頂くワークをさせて頂きました。
この協力者さんは、本当に素晴らしい方で、
「小学校の頃から、日本に対して貢献したいという想いを持ち続けている」
「お世話になった方に、恩返しをしたいと思っているし、日常的に御縁を何よりも大切に生きている」
「東日本大震災の時に、人生何が起こるか分からないことを痛感し、それからは、やりたい事は全てやるようにしている」
という御話が出てきました。
私が30歳過ぎて、少しだけ考え始めていることを、20代前半で気付けていることは、ただただ尊敬でした。
過去と現在の深掘りを4時間かけて行った結果、
「どういうことを、どういう人たちと一緒に、どういう役回りでやっていきたいのか?」
という事が明確になり、協力者さんらしい生き方・働き方が見えてきましたし、最後に「こんなに丁寧に過去を振り返った経験は無かったので、良かったです」と言って頂くことが出来ました。
協力者さんが、自分と似たタイプだったことから、コーチングをさせて頂く中で、私としても学びや気づきが多く、これからの99人を皮切りに、非常に多くのコーチングをさせて頂くことに、さらにワクワクしてきました。
ただ、
①過去と現在のワークが中心となり、未来についてのワークが、ほぼ出来なかったこと
②本当は60分~90分の体験セッションに、4時間もかけていること
は反省事項なので、少しずつ改善・成長していきたいと思います。
でも、とても充実した時間でした(^^)
やっぱり、人の話を聞く&引き出すこと、すごく好きだな~
自己紹介&所信表明!
ワクワク共創プロデューサーの藤木淳です。
このブログは、2016年8月20日(土)にスタートした100人コーチングについて綴るもので、目標は2016年中に100人コーチングを達成する事です。
では、なぜ100人コーチングをやろうと思ったのか?
そしてなぜ「コーチ」では無く、「ワクワク共創プロデューサー」なのかという事を1番初めに書きたいと思います。
まずコーチングについては、3年半前に新卒で入った会社を辞めてから興味があり、3年前に通っていたビジネススクールの修了式でも「コーチングをやっていき、自分らしくワクワク生きられる人で溢れる世界を創ります」というようなプレゼンをしました。
ただ、その時に、「言葉では無く、背中で語った方が良い」というアドバイスを頂いた事、そしてコーチングでサポートしたい対象が不明確だったことから、結局、コーチングはやらず、国際協力NPOでのインターン、フィリピン被災地支援の活動、そしてソーシャルベンチャーなど色々な事をやってきました。
すべて一生懸命やったものの、どれも100%は、しっくり来ず、改めて、自分のやりたい事や強みを考えていった結果、「夢や目標を持った人を応援したい、そして自分らしくワクワク生きている人を増やしていきたい!」という原点に立ち返り、今出来るサービスとして「コーチング」からスタートする事を決めました。
そしてそれから、コーチングのサービス内容や料金を考えていったのですが、いかんせん、コーチングの経験がほとんど無い状態で、いくら考えても思いつかなかった為、「テストマーケティング」の一環として、100人コーチングを行う事を決めました!
考えても分からない時は、行動してみる。
スモール起業の鉄則です!
なお、分かりやすい表現なので「コーチング」という言葉を使っていますが、コーチングだけでサポートする事は考えていません。
前述のとおり、「夢や目標を持った人達の応援をする」というミッションに関連する&ワクワクすること・貢献出来ることであれば、なんでもやりたいと思っていますし、日々色々なことを吸収して、自分の提供価値を上げていきたいと思っています。
たとえば、
・夢や目標を持てず、日々モンモンとしているビジネスマンと一緒に、自分らしいキャリアを創っていく事
・夢や目標に向かって歩き始めたばかりのママさん起業家と一緒に、その人らしい事業を創っていく事
というコーチング的な伴走型の支援から、ときには、
・共感出来る夢や目標を持った人と共に、新しい事業を創っていく事(事業プロデュース)
もやっていきたいと思っています。
セルフイメージ(アイデンティティー)というのは恐ろしいもので、自分はコーチだと思ったら、コーチング以外のことをやっていく事が難しくなります。
その為、ワクワク共創プロデューサーというセルフイメージ(アイデンティティー)を持ち、コーチング・コンサルティングといったことから、事業プロデュース・人材紹介・イベント開催など多岐に渡ることを手掛けていきます。
「大人が変われば子どもが変わる、子供が変われば社会が変わる」という言葉の通り、まずは大人が変わっていくように、微力ながら、出来ることを行っていきます!!