100人コーチングの軌跡 (ワクワク共創プロデューサー 藤木淳)

2016年8月20日から始めた100人コーチングの軌跡について綴るブログです。

100人コーチング (2人目) 30代女性・日本語教師

100人コーチング2人目は、市役所や金融系ベンチャーを経て、2年前から日本語教師として活動されている女性です。

 

この協力者さんのモヤモヤは、

 

「仕事が非常にハードな上に、最近、ストレスと過労で病院通いをしている。医者からは働き方を変えるように言われており、会社からも正社員では無くて常勤にしても良いと言われているが、正社員or常勤、どちらも明るい未来が描けない」

 

という事でした。

 

まだまだ経験が浅い私ですが、今回のように、「AかBか迷っているけど・・」という人に対しては、AでもBでも無い選択肢を一緒に考えていくということが正しいのかなと思っています。

 

1人で考えていると狭まってしまう視野を広くするのが、コーチが出来る貢献の一つだからです。

 

とにもかくにも、協力者さんの状況を理解し、何が困っているのかについて同じ目線で捉えないことには始まらないので、過去・現在について、丁寧に話を聞いていきました。

 

協力者さんのお話を聞き、改めて思った事は、

 

・人様に教える仕事を選ぶ人には、1対多数が好きな人と、1対1が好きな人がいるという事。

 そして、1対1が好きで、その対象(ターゲット)も決まっているのであれば、それは強みになるので、1対1の仕事に特化出来るようにしていく方が良いという事。

 

日本語教師の仕事は、大きく分けて「教案作成」「日本語を教える」という2つの工程に分かれている。協力者さんは、まだ経験が浅い事もあり、教案作成は弱みだと思っているが、1対1で教える事は得意。

 ただ、こういった場合、逆に「教案作成が得意で、教える事が苦手」という人もいるので、そういった人と組んでいけば、お互いに得意な事に専念できるという事。

 

の2点でした。

 

その為、

 

「もしも、教案は誰か得意な人に作って貰い、1対1で教えたい人に教えれるとしたら、どうですか?」

 

という質問を投げかけました。

 

「それはぜひやりたいです!!」という回答が来ると予想したのですが、実際には、「それならだいぶマシだと思いますが・・・」という、あまり乗り気では無い回答が。

 

そこで、前回の反省を活かし、未来に関する質問をした所、

 

「ハーブガーデンを創りたい!!」

 

という突飛な回答が来ました。

 

これには少し驚いたものの、

それから協力者さんの夢についての話を聞いていった所、

顔がみるみる明るくなってきて、それまで出なかったワードが沢山出てきました。

 

結局、今回も4時間掛かってしまいましたが、

今回のコーチングを行わせて頂き、

 

・過去と現在を丁寧に掘り下げていくことは大切だけど、未来と繋がっているとは限らない

 

・未来の話をするとき、人はワクワクする

 

という非常に大事なことを学ぶことが出来ました。

 

 

正直言って、「何の制約も無かったら、何をしたい?」というような、

コーチングの常套句を使う事に抵抗感を持っていました。

 

そして、この質問を、最初から投げかけたら、それは上手くいかないと思います。

 

ただし、相手の方の話を真剣に聞き、理解し、

そして、ラポール(架け橋)を築けた後であれば、

常套句だということを相手がたとえ知っていたとしても、

非常に有効な質問になるという事が分かりました。

 

とにもかくにも、前回の反省を活かして、

未来についての質問が出来たと共に、具体的なイメージを持ってもらい、

未来に向けた勇気づけが出来た事は良かったですし、

協力者さんからも、

「ひとりでは気づけないことに沢山気づくことが出来ました」と言って頂くことが出来ました。

 

相変わらず4時間掛かりますが(笑)、

今のところは、目の前の協力者さんに全力を注ぎ続けることを愚直に行っていきます!

 

なお、、協力者さんの生活を深掘りすると、

Body(身体)・Mind(頭)・Spirit(心・魂)の内、

Mind (頭)ばかりが使われていて、バランスが悪いことも分かったので、

この点は、コーチングでは無く、アドバイスとして伝えました。

 

都会で生きている人の多くは、同じようにMindばかり使っている人が多い為、

汗をかく運動などもしながらBodyを使い、

そして、森林浴・音楽鑑賞・感動する映画を見るなどしてSpiritも使っていき、

心身共に健康に生きていきましょう!